脂肪幹細胞研究会で横田院長が当院の治療について講演しました

2019.04.29

学術発表

脂肪幹細胞研究会での横田医師の講演風景

再生医療の世界では、低侵襲で多くの幹細胞を確保できる脂肪由来の幹細胞への注目が、昨今高まっています。その脂肪幹細胞をメインとした研究会の第4回目が、4月27日に名古屋で開催され、当院院長の横田が講演を行いました。

 

培養幹細胞治療の有効性と安全性について報告しました

研究会では整形外科分野に限らず、iPS細胞や再生医療に関する法律についてなども取り上げられ、第19回(次回)日本再生医療学会会長の福田恵一教授(慶応技術大学 循環器内科)も講演されていまいた。

講師の一人として参加した横田院長は、当院がこれまでに行ってきた2つの脂肪幹細胞治療を比較した研究について発表。培養した幹細胞を用いた症例では、培養しないで投与した症例と同等以上の有効性と安全性が見られたことをデータとともに報告しました。

 

講演内容をわかりやすく解説

▶︎ 変形性膝関節症に対する培養幹細胞治療と培養しない治療の比較結果

 

ひざ関節症クリニックグループでのみ治療データを活用するのではなく、広く医療業界へ発信することで、どこの病院でも同じ品質の治療を受けられる環境を整えるため、今後もきちんと治療結果を蓄積し、その報告を行っていきます。

 

8月8日追記
このとき講演した研究内容は、整形外科分野で世界的に権威のある『アメリカン・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン(AJSM)』にも掲載されました。

Comparative Clinical Outcomes After Intra-articular Injection With Adipose-Derived Cultured Stem Cells or Noncultured Stromal Vascular Fraction for the Treatment of Knee Osteoarthritis