情報提供医師

小林 誠医師

  • 日本専門医機構認定 整形外科専門医

現在26歳で、社会人野球をやっています。
膝の症状は、両膝お皿の下の付け根が痛みます。膝が前に出る動作は全て痛みます。野球の全ての動きに痛みがあります。チームのトレーナーには、ジャンパーズニー(膝蓋腱炎)と言われました。練習、試合では、ロキソニンを飲んでいます。アイシング、セルフケアは行なっています。何か良い対策があれば、教えていただけますでしょうか。

膝の皿の下が痛む「膝蓋腱炎」とは?


ジャンプする動作を伴うスポーツを行う人によくみられることから、通称ジャンパー膝とも呼ばれます。
大腿骨と膝蓋骨、または脛骨と膝蓋骨をつなぐ膝前方の靭帯、あるいは腱が炎症を起こした状態で、体感としては膝のお皿の下に痛みを感じます。

膝蓋腱炎の原因


1. 使いすぎ(オーバーユース)


ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸運動を頻繁に、かつ長時間繰り返すことで損傷が蓄積され、発症します。ご相談者様のようなスポーツ選手の大半はこのケースです。

2. 太もも筋肉の柔軟性低下


膝を曲げ伸ばしする際太ももの筋肉は収縮しますが、太ももの筋肉が硬くなっていると、膝蓋腱は通常よりも強く引っ張られてしまうので損傷を受けやすくなります。
太ももの筋肉が硬くなる原因としては、オーバーユース(使いすぎ)や筋力不足が考えられます。


3. 膝関節のアライメント不良


アライメントとは、直訳すると「配列」といった意味です。要はレッグラインが正常かどうかを指します。正常なアライメントは比較的まっすぐなラインを描きますが、大腿骨(太ももの骨)に対して脛骨(すねの骨)が内側に入っていたり、外側に出ていたりする場合は「アライメント不良」です。


症状


膝のお皿の下に主に次のような症状がみられます。
・痛み
・腫れ
・熱感
・曲がらない


治療法


重症度は4段階に分類され、それに応じた対策を試みます。

■ステージ1
(状態)スポーツ後に痛みがあるが、スポーツ活動に支障がない
(治療)ストレッチ、筋力強化、湿布貼付、サポーターで膝を保護

■ステージ2
(状態)スポーツ開始時と終了後に痛みがあるが、スポーツ活動に支障なし
(治療)ストレッチ、筋力強化、湿布貼付、サポーターで膝を保護

■ステージ3
(状態)スポーツ中にも痛みがあり、スポーツ活動に支障あり
(治療)温熱療法、超音波療法、リハビリ、体外衝撃波、注射治療(ステロイド/ヒアルロン酸注射など)

■ステージ4
(状態)腱の断裂
(治療)手術療法


再生医療の可能性


再生医療がお役に立てるかですが、当院が扱う治療ですとPRP-FD注射が有効である可能性があります。整形外科での一般的な治療で改善が見られないのであれば、検討の余地ありです。

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